はじめて、愛せなかった [そうかずほ]
黄金週間に、宝塚へ行ってまいりましたー
雪組フェルゼン編と、新人公演。
あと、月組さんのバウ公演。
バウ公演については、ネタバレすると超もったいないので、千秋楽後に書くとして、とにかくえらい面白かったので、ぜひチケットある方は観てください。
こんな宝塚、久しぶり。
で、肝心のベルばら。
作品としての感想は、スポニチアネックスで薮下先生が書かれていることが私の感想のすべてなので、読んでみてください。
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/yomimono/takarazuka/2013/kiji/K20130419005642850.html
そして今回は初めて、壮さんの役に対するアプローチが、ぜーんぜんピンとこなかったようで・・・
「フェルゼンが、全然わからない。ていうかむしろ、ちょっとキモい。」
が最初の感想でした。
なんか、そんな必死にすがりつかれても・・・ねぇ?みたいな、
フェルゼン様、恋する自分にうっとりしてないか?みたいな、
そんな感想を抱いたのでありました。
・・・キモいって、ねぇ。
ひどいねぇ、自分の贔屓を捕まえて。
でも「壮さんのフェルゼン」を理解できなかったこと、結構ショックでした。
役者・壮一帆が大好きだったはずなのになーって。
ただまぁ、期待が大きすぎたのもあるでしょうし、
私が原作ベルばらのファンだ、ということもあるでしょうし、
私はオスカル派であり、アンドレ派で、フェルゼンは大して興味なかったということもあるでしょう。
その後友人たちとディスカッションを重ねまくり、2回目には脳みそフル回転で観劇した結果か、なんかちょっとつかみかかって。
(その回はどうやら、そもそもすごくよかったらしいですし。)
で、直後に新人公演を観て、何が私の中でピンとこなかったのか、ようやくわかりました。
壮さんのフェルゼンは、私にはちょっと情熱的過ぎたんです。多分。
咲ちゃんは、咲ちゃんらしい苦悩に満ちた抑えられたフェルゼンで、
(咲ちゃんの苦悩が丸々出たのだと思う・・・涙。)
当然完璧ではなかったけれど、私は咲ちゃんのフェルゼンに対するアプローチが、すごく好きでした。
壮さんは、まず「好き」が先にあって、そこにいろんな考えやら行動やらがついてくる肉食系。
咲ちゃんは、まず「守りたい」という意志が表に出てくるけど、全ては愛から始まっている庇護欲系。
私自身、ジタバタしたり我慢できなかったりする男の人、苦手なんですよね。
男の人には体面とプライドを保つために、時には我慢したり抑えたりして生きて欲しいんです。
それが例え、愛を殺すことになっても。
だから、文四郎様が好きなのだと思います。
だから、ロミオに興味がないのかもしれません。
あ、でもこれ、もしかしたら演出の先生が、本公演が男性、新人公演が女性だったことも関係するかもしれませんね。
(今回の新公担当は樫畑亜依子先生でした。)
男としての、夢とロマンで愛し抜きたい願望(そんなもんあるんですかね)と、
女としての、頑張る私を守ってほしい願望と。
とにかく。
私が壮さんのフェルゼンを理解し、愛せるようになるまでは、もう少し時間がかかりそうです。
でも、たまにはそんなこともありですよね。
そこにあるもの全てを愛せる訳はないんですから。
以下、追記。
壮さんのビジュアルやら、フィナーレについて熱く語ろうと思っていたのに、忘れていました(爆)
壮さんのフェルゼン、わかっていたことではありますが、本当にお美しく・・・!!
ポスターの時よりも痩せたせいか、よりシュッとしてパッとしていらっしゃり(笑)
鬘もさすがのベルばら役者でした。
制作発表の時もねーあまりのお美しさにハァハァしましたからね。すいません。
残念だったのは、メルシー伯との場面の白ブラウス姿が、めっちゃ女の子だったこと!
壮一帆ファン7年目にして、初めて「壮さんて、女の子なんだなー」と思いました。
今までの、どの女役を含めても・・・初めて!(爆)
立っているつま先の開き具合が少し狭いこと、指先が美しすぎること、元々お持ちのおめめがぱっちりすぎることなど。。
壮さんがフェルゼン顔じゃないってことはよくわかりましたし、あのお衣裳が壮さんのお顔にはびらびらふりふり過ぎたんでしょうかねぇ。
まぁ、あれはああいうもんだからしょうがないんでしょうねぇ。
いえ・・・いいんです。いいんです。
お美しいことは、素敵なことです。
私は、あの顔が好きなんですから。(結局そこ)
そして壮さんのビジュアルといえば、皆様もよくお分かりでしょうが、やっぱり「ゆけゆけフェルゼン」でしょう・・・!!!
あの鞭さばきったら、もう本当にかっこいい。
立ち回りもかっこいいけど、鞭・・・!
本当に叩かなくてもSEが入るのに、馭者台が黒くなるほど毎日ビシバシ叩いていらっしゃる、その力強さに感服でございます。
もう、あれ見ただけでも、壮さんのフェルゼンは堪能出来ていると思う。(爆)
そして、フィナーレ。
私、初めて初舞台生公演を見たので、あの迫力に涙を流しました。
そして、知り合いのジェンヌちゃんやら、壮さんのことを思いながら、
「あんな時があったんだよなー。うわーよく頑張ったよなー。お前らも10年15年、頑張るんだぞー(涙)」
と、またぼろぼろ泣きました。
それと、感動的だったのはやはり「オマージュ」。
初めてゴールデンステップスで観たとき、なんて素敵な作品なんだろうと思ったものですが、
それを生で、しかもあのピーンと張りつめた雰囲気を直に、感じることが出来て心底幸せだと思いました。
男役の燕尾が、まぁもうそれはそれはぴったり揃っていたこともさることながら、娘役のスカートさばきがぴったり揃って、スカートの揺れ方まで同じで、雪組、みんな意識高い!!と驚愕。
デュエットダンスも、あゆっちが(わんこのように(笑))駆け寄って来るところから、2人の笑顔とキラキラ感がたまらなかったです。
私もともとあゆっちのお顔が好きなので、壮さんとあゆっちがオペラの中に同時に入ると脳みそまでキラキラになります。
お芝居はよくわからなかったけど、もう、フィナーレでいいや・・・みたいな(笑)
最後にばーっと語って、ちょっと気持ちが明るくなりました(笑)
お芝居部分も含めて、きっと今より進化した舞台になって東京にいらっしゃると思いますので、楽しみに待っていようと思います。
雪組フェルゼン編と、新人公演。
あと、月組さんのバウ公演。
バウ公演については、ネタバレすると超もったいないので、千秋楽後に書くとして、とにかくえらい面白かったので、ぜひチケットある方は観てください。
こんな宝塚、久しぶり。
で、肝心のベルばら。
作品としての感想は、スポニチアネックスで薮下先生が書かれていることが私の感想のすべてなので、読んでみてください。
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/yomimono/takarazuka/2013/kiji/K20130419005642850.html
そして今回は初めて、壮さんの役に対するアプローチが、ぜーんぜんピンとこなかったようで・・・
「フェルゼンが、全然わからない。ていうかむしろ、ちょっとキモい。」
が最初の感想でした。
なんか、そんな必死にすがりつかれても・・・ねぇ?みたいな、
フェルゼン様、恋する自分にうっとりしてないか?みたいな、
そんな感想を抱いたのでありました。
・・・キモいって、ねぇ。
ひどいねぇ、自分の贔屓を捕まえて。
でも「壮さんのフェルゼン」を理解できなかったこと、結構ショックでした。
役者・壮一帆が大好きだったはずなのになーって。
ただまぁ、期待が大きすぎたのもあるでしょうし、
私が原作ベルばらのファンだ、ということもあるでしょうし、
私はオスカル派であり、アンドレ派で、フェルゼンは大して興味なかったということもあるでしょう。
その後友人たちとディスカッションを重ねまくり、2回目には脳みそフル回転で観劇した結果か、なんかちょっとつかみかかって。
(その回はどうやら、そもそもすごくよかったらしいですし。)
で、直後に新人公演を観て、何が私の中でピンとこなかったのか、ようやくわかりました。
壮さんのフェルゼンは、私にはちょっと情熱的過ぎたんです。多分。
咲ちゃんは、咲ちゃんらしい苦悩に満ちた抑えられたフェルゼンで、
(咲ちゃんの苦悩が丸々出たのだと思う・・・涙。)
当然完璧ではなかったけれど、私は咲ちゃんのフェルゼンに対するアプローチが、すごく好きでした。
壮さんは、まず「好き」が先にあって、そこにいろんな考えやら行動やらがついてくる肉食系。
咲ちゃんは、まず「守りたい」という意志が表に出てくるけど、全ては愛から始まっている庇護欲系。
私自身、ジタバタしたり我慢できなかったりする男の人、苦手なんですよね。
男の人には体面とプライドを保つために、時には我慢したり抑えたりして生きて欲しいんです。
それが例え、愛を殺すことになっても。
だから、文四郎様が好きなのだと思います。
だから、ロミオに興味がないのかもしれません。
あ、でもこれ、もしかしたら演出の先生が、本公演が男性、新人公演が女性だったことも関係するかもしれませんね。
(今回の新公担当は樫畑亜依子先生でした。)
男としての、夢とロマンで愛し抜きたい願望(そんなもんあるんですかね)と、
女としての、頑張る私を守ってほしい願望と。
とにかく。
私が壮さんのフェルゼンを理解し、愛せるようになるまでは、もう少し時間がかかりそうです。
でも、たまにはそんなこともありですよね。
そこにあるもの全てを愛せる訳はないんですから。
以下、追記。
壮さんのビジュアルやら、フィナーレについて熱く語ろうと思っていたのに、忘れていました(爆)
壮さんのフェルゼン、わかっていたことではありますが、本当にお美しく・・・!!
ポスターの時よりも痩せたせいか、よりシュッとしてパッとしていらっしゃり(笑)
鬘もさすがのベルばら役者でした。
制作発表の時もねーあまりのお美しさにハァハァしましたからね。すいません。
残念だったのは、メルシー伯との場面の白ブラウス姿が、めっちゃ女の子だったこと!
壮一帆ファン7年目にして、初めて「壮さんて、女の子なんだなー」と思いました。
今までの、どの女役を含めても・・・初めて!(爆)
立っているつま先の開き具合が少し狭いこと、指先が美しすぎること、元々お持ちのおめめがぱっちりすぎることなど。。
壮さんがフェルゼン顔じゃないってことはよくわかりましたし、あのお衣裳が壮さんのお顔にはびらびらふりふり過ぎたんでしょうかねぇ。
まぁ、あれはああいうもんだからしょうがないんでしょうねぇ。
いえ・・・いいんです。いいんです。
お美しいことは、素敵なことです。
私は、あの顔が好きなんですから。(結局そこ)
そして壮さんのビジュアルといえば、皆様もよくお分かりでしょうが、やっぱり「ゆけゆけフェルゼン」でしょう・・・!!!
あの鞭さばきったら、もう本当にかっこいい。
立ち回りもかっこいいけど、鞭・・・!
本当に叩かなくてもSEが入るのに、馭者台が黒くなるほど毎日ビシバシ叩いていらっしゃる、その力強さに感服でございます。
もう、あれ見ただけでも、壮さんのフェルゼンは堪能出来ていると思う。(爆)
そして、フィナーレ。
私、初めて初舞台生公演を見たので、あの迫力に涙を流しました。
そして、知り合いのジェンヌちゃんやら、壮さんのことを思いながら、
「あんな時があったんだよなー。うわーよく頑張ったよなー。お前らも10年15年、頑張るんだぞー(涙)」
と、またぼろぼろ泣きました。
それと、感動的だったのはやはり「オマージュ」。
初めてゴールデンステップスで観たとき、なんて素敵な作品なんだろうと思ったものですが、
それを生で、しかもあのピーンと張りつめた雰囲気を直に、感じることが出来て心底幸せだと思いました。
男役の燕尾が、まぁもうそれはそれはぴったり揃っていたこともさることながら、娘役のスカートさばきがぴったり揃って、スカートの揺れ方まで同じで、雪組、みんな意識高い!!と驚愕。
デュエットダンスも、あゆっちが(わんこのように(笑))駆け寄って来るところから、2人の笑顔とキラキラ感がたまらなかったです。
私もともとあゆっちのお顔が好きなので、壮さんとあゆっちがオペラの中に同時に入ると脳みそまでキラキラになります。
お芝居はよくわからなかったけど、もう、フィナーレでいいや・・・みたいな(笑)
最後にばーっと語って、ちょっと気持ちが明るくなりました(笑)
お芝居部分も含めて、きっと今より進化した舞台になって東京にいらっしゃると思いますので、楽しみに待っていようと思います。
ムラではお世話になりました~。
色々議論しましたね(´ε`;)
まさか、あんな議論するなんて思ってもいませんでした。
でも、議論できたお陰で、色々見えたし、考えさせられました。
minamiさんたちと感激が出来て、よかったです!
本編はともかく、フィナーレは素敵でしたね。
確かに、これを見れただけでも、ムラまで飛んでいったかいがありました。
東京で、ますます進化した公演が見られる事を期待しましょう(yωy*)
by yumiko (2013-05-11 22:30)