カナリア・・・・って遅!! [そうかずほ]
ご無沙汰しておりますm(_ _)m
コメント返せていない方、ごめんなさい。
いろんないろんなイベントが一気に重なって、
1カ月ノンストップで生活しておりました。。
もうしばらくお待ちをば・・・・
さて、カナリア、梅田東京と観劇しました!
・・・・・・って遅っ!
まったく回ってない頭ですが、レポと感想と考察を。
10月22日。
梅田で初めて観たとき、
初演を観ていなかった私は、ものすごい冷静な頭で観劇しました。
で。
なんだか全然すっきりしなかったのでした。
もやもや~これ面白いんじゃないのか~
っていうかこれ、別に壮一帆さんじゃなくてもいいよなぁ~
ていうかていうかなんかワークショップ観てるみたいだぞ~~もやもや~
その後、考察好きな私はいろんなファンの方々と語り合いまして。
いくつかの理由に行き当たりました。
まず。
正塚先生が歌劇対談で、
「主役はなんもせんでええよ」
的なことをおっしゃいましたが、
これは裏を返すと、脇役が出来る人ばっかりじゃなきゃ間が持たないってこと。
でも今回、ほとんどの出演者が下級生で、
配役もチーム毎に上級生や中堅を下級生の中に混ぜる、という手法が取られていましたが、
(ようは、上級生の力で下級生の実力を引っ張り上げよう、という作戦なわけ)
でもそれにはお稽古期間も、下級生の根本的な経験値も、全然足りなかった。
だから、10月22日の段階で、観てる間ずーっと、
ヴィムと神父様がおっさんに見えて仕方なかったし、
なんか分離しちゃったジュース飲まされてる感じがすごいしていました。
(上澄みが下級生でドロドロが上級生ねw)
でも開演してから、下級生がものすごい勢いで経験値と実力を積み上げ、
昨日より今日、今日より明日、というえらい成長っぷりを目の当たりにさせられ、
「昨日」の部分を観た者は、
作ったばっかりのカレーを食べ、
「明日」の部分を観た者は、
2日煮込んだカレーを食べ、
みたいな味の違いを実感することになったのでした。
それで、思ったのです。
これは『壮一帆さんのドラマシティ初主演』ではなくて、
『下級生を育てるためのワークショップ(指導はパシャ先生とヴィムと神父様)』
だったんじゃないの?と。
同時にそれは多分、壮一帆さんが花組に残していくもの、な気もしますが・・・
とまぁ、そんな感じで、
カナリアカレー、東京に来たら一段と煮込まれておりまして、
東京の方が客席からの笑いも大きくて、
それが日に日に自信につながっているのか、
観れば観るほど脇役たちの味が出て、深く考えなくなりました。
多分、壮一帆さん自身も、東京に来てからは特に、親鳥の気持ちなんじゃないかな~~
で、というか、だから、というか、
まぁヴィムのキャラクターに際立った個性のないこと!(笑)
真面目で努力家で優秀で自分に嘘がつけない、本当に純真無垢な悪魔。
粋がってる中学のボス男子(中3)が、
うっかり初めて暴走族とタイマンはっちゃってボッコボコにされた、
みたいな話なんですよ多分。(え)
壮一帆ファンとして観ると、
妖しいまでに美しい壮一帆さんが観られるので、嬉し楽しいテンションMAX!なのですが、
「やっぱりオグリ!は神公演だった・・・」
とつい何度も呟いてしまう感じで。
とか言いつつ、当然舞台写真は全買いしましたけどね。ははは。
何だろう、私としては、
素っぽい壮一帆を観るよりも、
いつもと違うけどかっこよすぎる壮一帆が観たかったのかもしれません。
まぁでも壮一帆ファンではない皆様からは、
面白かった!えりたんかっこよかった!
と言っていただけたので、これはこれでよかったのだと思いました。
やっぱりファンだといろんな意味で求めすぎちゃうんですね。うんうん。
さて他の人の話もしますね。
私個人的には、今回はみりおんのアジャーニがすごく好きでした。
多分、一番人間らしいから。
最初は、好きな男を陥れると薄々わかっていながら自分のやりたいことを貫いたアジャーニが結構嫌いだったのですが、
でも人間なんて多分みんなアジャーニと同じだよなぁ・・・・と思い至り、
あれもこれも失いたくないからずるずるしちゃう人の方がきっと多くて、
『彼の夢も叶えたい、でも自己実現もしたい。』
なーんて欲張ってるうちに、
一番大切にしたかったものを目の前で失ってしまった、と。
身に覚えがある気もする・・・・(゜_゜;)
また、ラストが正塚先生のブラックなところだと私は思っていて。
アジャーニは最後にヴィムと再会してしまったことで、
その時が人生で一番不幸な時に、
そして死ぬまでその事実を背負うことになるわけで。
再会しなければ、
「ヴィム、元気かなぁ…」
という心配程度で、そのまま忘れ去ってしまうことも出来たのに、
正塚先生は一番忘れられない方法で、一番辛い不幸の瞬間を、アジャーニにつきつけた。
さらに辻褄を合わせながら宝塚的にその後を想像すると、
ヴィムは自分の手でアジャーニを幸せにすることは出来ないのですよ。
天使同士で再会することはあるかもしれないけど、それはアジャーニが死んでからの話。
・・・・と、考えながら観ていたら、最後はアジャーニにどっぷり感情移入していました。
多分カナリアの登場人物の中で、自分に一番近い気がしたからかもしれません。
・・・・・・・・・嫌いだったのも、自分に似てるからかも。
でも本当、私も人生路頭に迷い中なので、
アジャーニの生き方も、すごく勉強になりました。
あとは真面目に語るというよりは、もうひたすら楽しい人ばっかりでしたね(笑)
やっぱりタソといまっちと銀華水様のチーム92期がかなり目立ってたと思うけど(´艸`)
日高くんがあまり出てこないのが残念なりなー
って多分、3人の押し出しが強すぎなだけだけど(笑)
あ、まいてぃー、たまちきに似てる!って私も思ったけど、言ってる人も多かったな。
みわさん&ゆきは、当然ながらあまりの面白さに常に笑ってた気がします。
私、ウソかホントかのサリーをやりたいっ(笑)
よっち、コメディうまくなりましたよね?!
さあやと乙羽えみちゃんのトリオ、ちぐはぐな空気で妙な面白さでした。
あとは個人的には、きらりん、ひらめちゃん、しょみちゃんがやっぱりツボでした。顔。
みんなかわゆいのう。
んーそんなとこっすかね!
いろんな意味で腹を括り直せたし、
壮一帆さんが本当にみんなに愛されているのがわかったし、
また壮一帆さんが花組を愛してるのもよく伝わってきたし、
壮一帆さんがカナリアという作品で、今主演をしてくれて、
ファンとしては、豊かで穏やかで安らかな気分に浸れました。
だからこそ、大劇場公演に戻るのは辛すぎますけどね・・・・・・(´д`)辛すぎるわ~
ま、劇団からしばし現実逃避の時間をもらえたと思って、
またのたうち回りたいと思いまふ。。
コメント返せていない方、ごめんなさい。
いろんないろんなイベントが一気に重なって、
1カ月ノンストップで生活しておりました。。
もうしばらくお待ちをば・・・・
さて、カナリア、梅田東京と観劇しました!
・・・・・・って遅っ!
まったく回ってない頭ですが、レポと感想と考察を。
10月22日。
梅田で初めて観たとき、
初演を観ていなかった私は、ものすごい冷静な頭で観劇しました。
で。
なんだか全然すっきりしなかったのでした。
もやもや~これ面白いんじゃないのか~
っていうかこれ、別に壮一帆さんじゃなくてもいいよなぁ~
ていうかていうかなんかワークショップ観てるみたいだぞ~~もやもや~
その後、考察好きな私はいろんなファンの方々と語り合いまして。
いくつかの理由に行き当たりました。
まず。
正塚先生が歌劇対談で、
「主役はなんもせんでええよ」
的なことをおっしゃいましたが、
これは裏を返すと、脇役が出来る人ばっかりじゃなきゃ間が持たないってこと。
でも今回、ほとんどの出演者が下級生で、
配役もチーム毎に上級生や中堅を下級生の中に混ぜる、という手法が取られていましたが、
(ようは、上級生の力で下級生の実力を引っ張り上げよう、という作戦なわけ)
でもそれにはお稽古期間も、下級生の根本的な経験値も、全然足りなかった。
だから、10月22日の段階で、観てる間ずーっと、
ヴィムと神父様がおっさんに見えて仕方なかったし、
なんか分離しちゃったジュース飲まされてる感じがすごいしていました。
(上澄みが下級生でドロドロが上級生ねw)
でも開演してから、下級生がものすごい勢いで経験値と実力を積み上げ、
昨日より今日、今日より明日、というえらい成長っぷりを目の当たりにさせられ、
「昨日」の部分を観た者は、
作ったばっかりのカレーを食べ、
「明日」の部分を観た者は、
2日煮込んだカレーを食べ、
みたいな味の違いを実感することになったのでした。
それで、思ったのです。
これは『壮一帆さんのドラマシティ初主演』ではなくて、
『下級生を育てるためのワークショップ(指導はパシャ先生とヴィムと神父様)』
だったんじゃないの?と。
同時にそれは多分、壮一帆さんが花組に残していくもの、な気もしますが・・・
とまぁ、そんな感じで、
カナリアカレー、東京に来たら一段と煮込まれておりまして、
東京の方が客席からの笑いも大きくて、
それが日に日に自信につながっているのか、
観れば観るほど脇役たちの味が出て、深く考えなくなりました。
多分、壮一帆さん自身も、東京に来てからは特に、親鳥の気持ちなんじゃないかな~~
で、というか、だから、というか、
まぁヴィムのキャラクターに際立った個性のないこと!(笑)
真面目で努力家で優秀で自分に嘘がつけない、本当に純真無垢な悪魔。
粋がってる中学のボス男子(中3)が、
うっかり初めて暴走族とタイマンはっちゃってボッコボコにされた、
みたいな話なんですよ多分。(え)
壮一帆ファンとして観ると、
妖しいまでに美しい壮一帆さんが観られるので、嬉し楽しいテンションMAX!なのですが、
「やっぱりオグリ!は神公演だった・・・」
とつい何度も呟いてしまう感じで。
とか言いつつ、当然舞台写真は全買いしましたけどね。ははは。
何だろう、私としては、
素っぽい壮一帆を観るよりも、
いつもと違うけどかっこよすぎる壮一帆が観たかったのかもしれません。
まぁでも壮一帆ファンではない皆様からは、
面白かった!えりたんかっこよかった!
と言っていただけたので、これはこれでよかったのだと思いました。
やっぱりファンだといろんな意味で求めすぎちゃうんですね。うんうん。
さて他の人の話もしますね。
私個人的には、今回はみりおんのアジャーニがすごく好きでした。
多分、一番人間らしいから。
最初は、好きな男を陥れると薄々わかっていながら自分のやりたいことを貫いたアジャーニが結構嫌いだったのですが、
でも人間なんて多分みんなアジャーニと同じだよなぁ・・・・と思い至り、
あれもこれも失いたくないからずるずるしちゃう人の方がきっと多くて、
『彼の夢も叶えたい、でも自己実現もしたい。』
なーんて欲張ってるうちに、
一番大切にしたかったものを目の前で失ってしまった、と。
身に覚えがある気もする・・・・(゜_゜;)
また、ラストが正塚先生のブラックなところだと私は思っていて。
アジャーニは最後にヴィムと再会してしまったことで、
その時が人生で一番不幸な時に、
そして死ぬまでその事実を背負うことになるわけで。
再会しなければ、
「ヴィム、元気かなぁ…」
という心配程度で、そのまま忘れ去ってしまうことも出来たのに、
正塚先生は一番忘れられない方法で、一番辛い不幸の瞬間を、アジャーニにつきつけた。
さらに辻褄を合わせながら宝塚的にその後を想像すると、
ヴィムは自分の手でアジャーニを幸せにすることは出来ないのですよ。
天使同士で再会することはあるかもしれないけど、それはアジャーニが死んでからの話。
・・・・と、考えながら観ていたら、最後はアジャーニにどっぷり感情移入していました。
多分カナリアの登場人物の中で、自分に一番近い気がしたからかもしれません。
・・・・・・・・・嫌いだったのも、自分に似てるからかも。
でも本当、私も人生路頭に迷い中なので、
アジャーニの生き方も、すごく勉強になりました。
あとは真面目に語るというよりは、もうひたすら楽しい人ばっかりでしたね(笑)
やっぱりタソといまっちと銀華水様のチーム92期がかなり目立ってたと思うけど(´艸`)
日高くんがあまり出てこないのが残念なりなー
って多分、3人の押し出しが強すぎなだけだけど(笑)
あ、まいてぃー、たまちきに似てる!って私も思ったけど、言ってる人も多かったな。
みわさん&ゆきは、当然ながらあまりの面白さに常に笑ってた気がします。
私、ウソかホントかのサリーをやりたいっ(笑)
よっち、コメディうまくなりましたよね?!
さあやと乙羽えみちゃんのトリオ、ちぐはぐな空気で妙な面白さでした。
あとは個人的には、きらりん、ひらめちゃん、しょみちゃんがやっぱりツボでした。顔。
みんなかわゆいのう。
んーそんなとこっすかね!
いろんな意味で腹を括り直せたし、
壮一帆さんが本当にみんなに愛されているのがわかったし、
また壮一帆さんが花組を愛してるのもよく伝わってきたし、
壮一帆さんがカナリアという作品で、今主演をしてくれて、
ファンとしては、豊かで穏やかで安らかな気分に浸れました。
だからこそ、大劇場公演に戻るのは辛すぎますけどね・・・・・・(´д`)辛すぎるわ~
ま、劇団からしばし現実逃避の時間をもらえたと思って、
またのたうち回りたいと思いまふ。。
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