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Shall we dance? [そうかずほ]

退団、という事実に慣れて、既に退団した気でいる瞬間がある自分に驚くminamiです(笑)
関東在住の身なので、お稽古期間という壮さんという存在から完全に切り離された時間が長ければ長いほど気持ちがどんどん離れていってしまって、初日が開く頃にCS放送なんかでダイジェストなんかが流れはじめて、やっとこさ壮さんモードに戻す、なんてことは今までも何度もあったのですが、ここへ来て、

まだ辞めてないって(-_-)

と自分につっこむ日が来るとは思ってもみませんでした。
いやーすいません。
愛がないわけじゃないんですよ。
壮さんなう、が映像情報で入ってこないと、なんかどうも時が止まっちゃうみたいです。

で、とりあえず直近であごー(さっきから死語ばっか)な壮さんと言えばShall we ダンス?のDVDなわけですが、やっぱり東京の千秋楽間近をたっぷり観てしまった者としては極めて物足りない気がしてしまうわけでして。
東京のラスト2週間は、イコール花組デフォルト、な濃さでした。
もう、何もかもが濃い。そして、いい意味でうるさい(笑)
さすが日常でさえ小芝居しまくっている方々なだけあって、本当に隅から隅まで誰かが何かやってる状態で。
気になって気になって仕方ない人が多すぎて、ヘイリーさんを見ていない時間がどれだけあったことか(爆)
心の中で、いいの真ん中はDVDで見れば!とつぶやきながらも、当のヘイリーさんでさえ最後の2週間はほぼ日替わりの有様。
あの姿は、ゆうさんの東京公演ばりの「生身のオレ」感がありました。
壮さんにしては珍しく、ヘイリーと壮一帆の境目が曖昧に消えてしまっていて、でもそれはそれで新しく見つけた壮さんの一面だったように思います。
私は好きでしたよ、あの「生身のオレ」が背中のファスナーからこっそり顔を出してほくそ笑んでる、そんな感じ。

しかしね、そんな舞台を目の前にして、私はどうしたらよかったんでしょうね。
目が4セットくらいないとダメでしたよあの舞台は。
そしてあまりの楽しさに、追加に追加を重ねて13回も観てしまいましたよ。
パラプリぶりの大台かと思われます。こりゃすごい。
ある意味で私も踊らされました。あの舞台に。

そんなことを思いながらDVDを見るわけですが、それはそれで改めて壮さんの芝居のコントロール能力の高さを思い知るDVDなわけです。
真面目だ、ということがあからさまにならないようにする、ということを真面目にやる。
ブレているように見せなくてはいけない、ということをブレない。
受けるだけでは成立しないけれど発信しすぎてもいけない、という絶妙のさじ加減。
あれがきっと舞台人生19年間で培ってきた彼女の技なんだなぁと。
そしてそのまるでナイフのエッジの上を歩くよう(これは昴)に紡ぎだされる表現が持っている魅力に、私は取り憑かれたんだなぁ、と改めて思うのわけです。

よく考えるとダンス出身ゆえにショーとダンサーが好きな私が、壮さんに出会った2006年の秋(映像ですけどね)以降、芝居をきっかけにしてハマったタカラジェンヌは壮さんだけなのです。
しかも王子様の役でも、荒くれているような役でも、ザ・イケメンの役でもなく。
ちょっとヘタレで、可愛い女の子と誘惑に弱い、ストーリーテラーのお兄さん。
(あ、ちょうどシャルウィーで言うところのポールくん的な存在ですね。)
今でも、何であの役で壮さんが気になって気になって仕方なくなってしまったのか、ちっともわかりません(笑)

私の友人が、とあるジェンヌさんにハマったその感覚を「雷が落ちたようだった」と言っていて、それに比べたら私は、壮さんという役者さんがひとつひとついろんなものを積み上げていく様をただひたすら見つめ続けたことによって、じわじわと、でも気づけばどっぷりと好きになっていったとしか言いようがないなと思い。
それを気づけばもう7年間ずっとコツコツ、観察日記を付けるかのごとく見てきたのかと思うと、いやーなんかもうすごいっすね!としか言いようがないなとも思い(笑)
でもそんな風にコツコツ見続けられたのは、やっぱり壮さんの芝居が好きだからであり、その積み上げられていく様がドキドキハラハラしながらも楽しく面白く、そして美しかったからなのだと、こうなってみてしみじみ思うのでした。

さて、そんな芝居の壮さん、日本物の雪組の、心中・恋の大和路がついにあと2週間ほどで幕を開けます。
先日の浅草歌舞伎での1幕上演も無事に観劇することが出来まして、わくわくは増すばかりではありますが、私としては「壮さんが初演」なのであえて前情報は入れずに、今日から部屋に公演ポスターを貼ってその日を待ちたいと思います。

ちなみに壱太郎さんの梅川が超キュートで、観劇のメインは猿之助さんだったはずなのに、気づけば客席で「やっぱり壱ちゃん可愛いっ!」とどこまでも浮気者っぷりを発揮したのは、何を隠そうこの私です(爆)
でも3月の演舞場はぜひ観に行きたい・・・猿之助さまー!!←
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