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ついに。 [そうかずほ]

この日が来ました。

それこそ、2010年の冬から、ずっと覚悟していた日だったので、正直驚きはありませんでした。

どちらかというと、今回の大劇場公演で本当に楽しそうな壮さんを観ていて、
また一夢庵風流記を読んでいて、
何となくもう終わりなんだと思っていたので、穏やかな気持ちではあります。

一番近いのは、ベルばらの牢獄の場面のアントワネットの気持ちかな。
ベルナールが呼びに来たような、そんな気分です。

壮さんも心境穏やかでないのは感じますが、明日の会見でどんな壮一帆節が聞けるのが楽しみですし、
まだ卒業おめでとうとかお疲れさまとかいう気はありません。

8月31日、壮さんをお見送りするまで、壮さんらしく、そして壮一帆ファンらしく、笑顔で楽しんで、残りの半年を謳歌したいと思っています。

表立ってしんみりするのは、らしくありませんから。


ひとまず心中、楽しみにしています。
ラストスパートを共に走ってくださる皆さま、そして壮さん、半年思いっきり生きましょう!!!!
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雪組! [そうかずほ]

ご無沙汰しております。いつも。

全ツ、始まりました。
中日も7回観て、原作4回読んで、DVDで見てもなお、全ツの若き日、はとても面白かったです。
やっぱり役者が変わるとこうも変わるのか、と思いました。
演出もところどころ変わっていて、大野先生からもブラッシュアップする、という意気込みが伝わって来るようで、いい作品に出会えて本当によかったなと思う次第です。

ナルシスも、久々にレビューを観た!というずっしり感があり、
CONGA!みたいなラテン系のショーで主演する壮一帆さんは想像がつかないけれど、
こんな、ザ・古き良き宝塚みたいな作品はすごく似合うなと思いました。
ただ・・・色気は、足りないけど。(爆)
いえいえ、いいんです。
色気やエロ気ではなく、爽やかで清楚なイメージ(舞台上で、ね)が売りなんです、壮さんは。
蘭寿さんなら、その振りからなら絶対キス!の流れであっても、壮さんはあえてしないのが売りなんです。
じれったさと奥ゆかしさが魅力です。
・・・と言い聞かせる。ほんとは見たい、キスシーン。←


そんなこんなですが、本業がえらい忙しいシーズンと被ってしまい、翔くんのバウも余裕があったら観に行きたいなーなんて言っていたくせに、気づけば全ツも千葉しか行けないという残念さで。

しかも、スカステのニュースで流れた「春雷」の初日が、なんと面白そうなことか!!!
神様!!なんで壮さんのいる組でこんな面白そうなことするの!!
公演期間被ってたら(しかもムラしかないなんて)観に行ける訳ないじゃん!!
と、テレビの前で絶叫してしまいました。
ポスター見た時から、これは来るなと思っていたのです。
また翔くんがすっかり中堅さんの空気を醸し出されていて・・・突然どうしたんですかね彼。←
咲ちゃんとのW主演だった「灼熱の彼方」を、わざわざどちらのバージョンも観に行った私としては(あれも未熟だったけどすごく面白かった)悔しいことこの上ない。
何故に仕事か。
何故に決算か。
そして、何故に全ツと被るか。(同じ組だから)
とぶつぶつぶつぶつ。

で、断片的に観てこれなんだから、きっと舞台は面白いんだろうなぁ・・・
と思っていたら、バウを観に行っている友人から、
「いやこれ絶対観た方がいいよ!!」
と、真夜中に大興奮の電話がかかってきました。
ほんまかいなー!神様ー!!ていうか、壮さーーーん!!!(え)

歌劇団様、ぜひ、東上させてください。(私欲)
3日間でもいいですから。
頑張ってチケット取るから・・・!!!

あ、なんか、翔くんのことを半分以上書いてしまった。(爆)

と言う訳で、私の全ツはあっという間に終わってしまいそうです。
仕事も一段落したら、ゆっくり感想を書きたいと思います。
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やっと、愛せた。 [そうかずほ]

雪組さん、千秋楽おめでとうございました。
嵐のように、けれど、カーニバルのように、激しさと楽しさをいっぱいに感じながら、心地よい疲労感と共に過ぎていった1か月と1週間でした。

千秋楽を私は観劇しなかったので、My楽となった木曜日の夜公演終演後から千秋楽の夜まで、ずーっとずーっと、
「終わっちゃうんだねぇ。フェルゼン様、最後なんだねぇ。」
とうわ言のようにつぶやいていました。

初めて観たときにはあんなに拒否反応を起こしていたのに、
慣れとは本当に恐ろしいものです。(え)

気づけば脚本にも台詞にも演出にも慣れ、
華やかで美しすぎてかっこよすぎる怒濤のフィナーレを堪能し、
本編の中にも萌えポイントを見つけてはそこに集中するという、
とりあえず贔屓を楽しむ、という宝塚オタクにありがちな心理で東京公演を邁進し、
愛の柩の大階段頂上スタンバイ、を観るためだけに1階席のチケットを買い足す、
というアホとしか思えない暴挙に出てみたりして、
「ああ、私ってやっぱり単純に壮一帆バカなのだなぁ・・・」
とつくづく、しみじみ思ってみる日々でございました。
・・・・い ま さ ら (笑)

今更、といえば今回の公演でひとつ改めて気づけたことがありました。
それは、私は壮さんのつくりだす舞台、世界観、そして壮さんが役に持たせるキャラクター、壮一帆という人の持つキャラクターすべての、そのものが好きなんだということ。
そして、それはいい意味で、トップスターであるかどうか、に全く関係ないということ。

2月のプレお披露目からずっと、
「トップになった壮一帆さん」
を無意識に意識して観ていたんだと思います。
それが、私の観劇スタイルと対壮一帆スタンスに何か影響があったかどうか、はわからないのですが、でも間違いなく、頭の片隅にいつもそれがあったのも事実で。

そりゃ、トップになったこと、なれたこと、なってくれたこと、してくれたことは、もう諸手を上げてうれしいのです。
でも壮さんが言っていた、主演になれずして劇団を去っていった方々のことを思うと。
またここ数年でいろんなことがあったことを思うと。
「トップスターとして組を背負っている」ということを思うと。
その意識が、ちょっと重たかったんです。

うん、私が真面目に考えすぎなんだと思いますよ?
トップになったんだからいーじゃんおめでとーよかったばんざーいって、言やーいいんです。
でもそれが、私という人間の考え方なんでしょうがない。残念ながら。

けれど。
6度目のベルサイユのばらであっても、私の苦手な脚本であっても、大好きすぎる文四郎様公演にはさまれた公演であっても。
私は壮さんのつくりだそうとしている舞台とフェルゼンという役を最後には愛していて、
それはきっと壮さんがトップになった云々ということに関係なく、壮さんがフェルゼンと、ベルサイユのばらと、雪組と、宝塚と、真剣に向き合った姿を見せてくれたからなんだと思いました。

フィナーレの愛の柩からオマージュにかけては、
壮さんにずーっと足が宙に浮くほど胸ぐら掴まれて、
「どーだ、ベルばら面白かっただろう!!面白かったと言え!!」
と力ずくでねじ伏せられていたように感じていたのですが(笑)
その力技を発揮出来たこともまた、一段と大きくなられた壮一帆の力量なんだなと思ったわけでして。

うん。なんか、幸せだったんですよね。要は。(爆)

そして、壮一帆と言えばザ・黒燕尾!!というものも、もうこれでもかってくらいに堪能出来て、
ベルばらも然り、黒燕尾も然り、壮さんは「“宝塚”という型と伝統」を純粋な形で継承しようとしているし、
それが出来る人なのかもしれないと思えたこと、そしてその人が100周年という超がつくほど節目の年にトップスターとして宝塚に在籍していること、何よりうっかりその人のファンになってしまった7年前の自分を、公演の後半、奇跡みたいに感じておりました。
ほんと、生まれてきてくれてありがとうレベルに。(爆)
(・・・す、すいません。恋も愛も盲目なもので。。←)

というわけで。(無理矢理締める)
100周年前半の公演も発表になり、
来年もまだ壮一帆の男役を堪能していいんだと素直にうれしく思い、
今年で最後(つーか最初で最後)だと思っていた卓上パソカレをうっかり来年も買えるとわかって、
腹半分かっ捌いたまま「早く首を落としてくれ!」と叫んでいたあの頃を思うと、
牢獄の王妃様のような気持ちで毎日壮さんを眺めている今がなんと幸せなことかと思い、
何だかニヤニヤしてしまう、本格的な夏の始まりでございます。

次は全ツでございます。
私、念願の月城かなとくんの山根が観られるとあって、狂喜乱舞でございます。
もう、楽しみすぎて、今から過呼吸になりそう・・・!!←
ショーも以前初めてタイトルを知ったとき、
「私これ、好きだと思う!観たい!」
と直感で思った作品なので、とても楽しみです。
楽しみですが、Shall we ダンス?も楽しみです。
楽しみすぎて、幸せです。幸せすぎて、怖いくらいd(ry

そしてそれまでの間、私はしばし歌舞伎に浮気したいと思います。
藤娘以来です、七之助さまーっ!!(爆)




追伸、
月雲の皇子、東上再演おめでとうございます!
実は記事を書きかかったままだったのですが、載せなくてよかったです。
初見は絶対ネタバレしないで観た方が面白いですし、
必ず2度目を観たくなる(そして2度目はまた味わいが違う)作品ですので、
ぜひ皆様、銀河劇場へ!!!
ちょっと行きにくいけど!!!(爆)
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2日目のベルばらカレー、パート2 [そうかずほ]

雪組、東京公演がスタートしました。
雪組の皆様、初日おめでとうございます。

私は本日、ベルばらフェルゼン編のmy東京初日でございました。

前回の記事にも書いた通り、納得いかないというか、理解出来ないまま帰京してしまい。
本当はするまいと思っていたのですが、まず原作を読み直してみました。
人の記憶って自分に都合のいいようにどんどんねじ曲げてしまうので、私は原作のフェルゼン像に夢を抱きすぎていたのかな、と思いまして。
でも原作読んで、ますます幻滅するかも!とも思ったのです。難しい。読んでみないとわからない。

で、読み直した結果。
読んでよかった、と思いました。
但し、原作を読んだことで、今回の超継ぎ接ぎ脚本を図らずとも補完してしまい、そもそもの脚本のダメさによる罪が幾分軽くなってしまったことは悔やまれました。
まぁこれから何公演か見るので、見やすくなってよかったとは思いますけど。なんか悔しい。

そして。私のフェルゼン像は間違っていなかった、と思います。

フェルゼンは、思慮もあり分別もあって、貴族としての気品とプライドもあって、それでいてしなやかで華やかで情熱的。
王妃を愛してはいるけれども、その愛の形はとても抑制が利いた、それこそフェルゼン編が始まる前にかじり読みした「騎士道」というものに通じるものもあるのかなと思い。
何よりも、マリーやオスカルに比べて、とても大人の男として描かれていました。
ジェローデルととても通じるところがあり、それがベルばらでいう貴族の男なのかなと。
アンドレの耐える、とまた違うのですよね。

大劇場で見た壮さんのフェルゼンに、私は「抑制」を感じなかったのだと思います。
誰かを好きになる、ということがどれほど止められないものなのか、私もわかっているつもりです。
でもそれを堪えるところに、フェルゼンとマリー・アントワネットの道ならぬ恋の苦しさと辛さ、そして美しさがある。
抑制されたものの美しさを求めたとき、抑制されていないものはきっと美しく見えないものだと思います。
私はそういう風に、あのベルばらを、あのフェルゼンを見たのです。

それから、1ヶ月が経って。

新生雪組のフェルゼン編は、宣言通り、進化していました。
その感想が、タイトルの「2日目のカレー」。
ベルばらなのにカレーかい、ですが。はは。
ちなみにパート1はカナリアでした。
冗談はさておき。
作品全体がまろみを帯びて、あたたかいものが膨張していくような雰囲気の中で演じられていて、本当にいい意味で慣れてきたんだなと感じた公演でした。

そして、壮さんのフェルゼンもまろやかになって、愛と情熱のままにひたすら若く突っ走る感じがなくなって、一段と深く大きくなられたような気がしました。
だって劇中のフェルゼン様、年齢にしたら37歳ですから(あらどっかの誰かさんと同い年だ)、やっぱりちょっと大劇場のフェルゼン様は若すぎた(あるいは歳の割に子どもだった)のだなと。
と、同時に。
この公演中に、もしかすると私のイメージしていたフェルゼン像を超えるのかもしれない、とも思いました。
壮一帆は、そういう役者ですからね。恐ろしいわ、マヤ。(え)

未だに一個だけひっかかっているのは、「愛に帰れ」。
これは歌詞そのものが根本的に理解出来ないのです(今でもうまく掴めないでいます)が、国境の場面をほとんど無視して思考に没頭(おいおい)した結果、以下長文。
身を引くことも愛だ、と思ってスウェーデンに帰国したものの、王妃様とフランスのことが頭から離れず、忘れよう忘れようとしていたところに、危険を冒してあのジェローデルが訪ねてきて、オスカルもアンドレも死んでもはやフランスは崩壊してしまい王妃様も危険にさらされている、と助けを求めてきたことで、ああ、神様は俺にフランスにやり残したことがまだあるだろうとおっしゃっているのだ、だから俺は愛を教えてくれたフランスの地にもう一度帰り、俺のやり残したことをやり遂げてこなくてはならない。
と、解釈したのですが、そういうことなのですよね?きっと。

教えられたり、導いたりする「声」が一体なんなのか、ずっとわからなかったのですが、神の声なのかと思うと、多少しっくりは来る気がして。
メロディや壮さんの歌唱自体は非常にいい歌だ、と思うのですが、歌詞を聞いてしまうとぜーんぜん意味がわからなかったので(なんて乏しい理解力)ここは問題を解決せねば私は安心してこれからの東京公演を送れない、と思い、きんぐの大事な出番をほとんど見ることが出来ませんでした。
ごめんね、きんぐ。

あ、あと、メルシー伯との場面。
お芝居もだいぶ抑制されて、貴族同士の、でもメルシー伯に諭される若者・フェルゼン、という図が見えてきた気がしました。
まぁ、未だに「あなたは間違っている!」というフェルゼンの台詞に、いや、間違ってるってちょっと言いすぎでしょ・・・と突っ込んでしまう私ではありますが。
しょうがない、そういう脚本です。
で、こちらの本題はビジュアル。
恐らく衣装下の補正を変更したのかと思うのですが、フェルゼン様の胸板がとっても厚くなられ・・・!!!
全然女の子に見えませんでした!立派に男性でした!
立ち姿も男性特有の堅さがあって、非常にお美しかったと思います。
あんなに胸板補正したことって、壮一帆史上、ないんじゃないでしょうか・・・
マッチョな役って当たったことないものね。キャラじゃないから(笑)

他の生徒さんも、皆さん大劇場から一段と進化されていましたが、なんと言ってもあゆっちのマリーの進化っぷりがすごかった。
庭園の場面、大劇場では女や妻には見えても、やはり「母」には今一歩見えなかったのですが、今日のあゆっちにはどことなく大きな包容力がありました。
「母」でもあり、でも「妻」であり「1人の女」であるという不安定さを、その包容力が完成させたような気がしています。
この人もこれからまだまだ変わっていくのでしょうね。面白い。
それと、咲ちゃんのアランがどことなくどっしりと存在感を増したような気がしました。
前は大ちゃんやがおりに食われていたけど、そういう感じがなくなったというか。
本当にちょいちょいしかない(しかも時系列的つながりのない)役なので、とても難しいと思います。
でもオスカルが死んだとき、剣を胸に当てて黙祷するアランに涙しました。
まつドレも随分まろやかに、そして少し若く(!)なられましたね。
相変わらず、今宵一夜は腰の破壊力満点です。あの振り付け、よく考えてくださった。。。
あ、そうそう。翔くんのベルナールも指導者らしい自信とカリスマ性のようなものが少し見え始めていました。
とても苦労しているようなので、ぜひこのまま諦めずに前進していただきたいものですね。

フィナーレも相変わらずすばらしく・・・!!
愛の棺、聞けば聞くほど、見れば見るほどハマっていきます。
私、あのシーン好き!!
その流れのデュエットダンスも、2人の関係性に安定感が見えてとても素敵でした。
銀橋でご挨拶する直前、暗闇の中で手をつないだままでいるところが大好きです。(細かい)
オマージュは、言わずもがなです。
息が止まってしまいます。
あんな神聖な気持ちになるほどの迫力のあるシーンを、毎日やっている雪組生がすごい。

と、言うわけで。

私の中で、my初日に気持ちの整理を付けられて、ちょっとほっとしました。
これでBASARAに逃げなくて済みそうです。
いや、BASARAも楽しみすぎでムヒムヒしちゃいますけどね♪
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はじめて、愛せなかった [そうかずほ]

黄金週間に、宝塚へ行ってまいりましたー

雪組フェルゼン編と、新人公演。
あと、月組さんのバウ公演。

バウ公演については、ネタバレすると超もったいないので、千秋楽後に書くとして、とにかくえらい面白かったので、ぜひチケットある方は観てください。
こんな宝塚、久しぶり。


で、肝心のベルばら。

作品としての感想は、スポニチアネックスで薮下先生が書かれていることが私の感想のすべてなので、読んでみてください。

http://www.sponichi.co.jp/entertainment/yomimono/takarazuka/2013/kiji/K20130419005642850.html


そして今回は初めて、壮さんの役に対するアプローチが、ぜーんぜんピンとこなかったようで・・・

「フェルゼンが、全然わからない。ていうかむしろ、ちょっとキモい。」

が最初の感想でした。
なんか、そんな必死にすがりつかれても・・・ねぇ?みたいな、
フェルゼン様、恋する自分にうっとりしてないか?みたいな、
そんな感想を抱いたのでありました。

・・・キモいって、ねぇ。
ひどいねぇ、自分の贔屓を捕まえて。

でも「壮さんのフェルゼン」を理解できなかったこと、結構ショックでした。
役者・壮一帆が大好きだったはずなのになーって。


ただまぁ、期待が大きすぎたのもあるでしょうし、
私が原作ベルばらのファンだ、ということもあるでしょうし、
私はオスカル派であり、アンドレ派で、フェルゼンは大して興味なかったということもあるでしょう。

その後友人たちとディスカッションを重ねまくり、2回目には脳みそフル回転で観劇した結果か、なんかちょっとつかみかかって。
(その回はどうやら、そもそもすごくよかったらしいですし。)


で、直後に新人公演を観て、何が私の中でピンとこなかったのか、ようやくわかりました。


壮さんのフェルゼンは、私にはちょっと情熱的過ぎたんです。多分。


咲ちゃんは、咲ちゃんらしい苦悩に満ちた抑えられたフェルゼンで、
(咲ちゃんの苦悩が丸々出たのだと思う・・・涙。)
当然完璧ではなかったけれど、私は咲ちゃんのフェルゼンに対するアプローチが、すごく好きでした。

壮さんは、まず「好き」が先にあって、そこにいろんな考えやら行動やらがついてくる肉食系。
咲ちゃんは、まず「守りたい」という意志が表に出てくるけど、全ては愛から始まっている庇護欲系。

私自身、ジタバタしたり我慢できなかったりする男の人、苦手なんですよね。
男の人には体面とプライドを保つために、時には我慢したり抑えたりして生きて欲しいんです。
それが例え、愛を殺すことになっても。

だから、文四郎様が好きなのだと思います。
だから、ロミオに興味がないのかもしれません。


あ、でもこれ、もしかしたら演出の先生が、本公演が男性、新人公演が女性だったことも関係するかもしれませんね。
(今回の新公担当は樫畑亜依子先生でした。)
男としての、夢とロマンで愛し抜きたい願望(そんなもんあるんですかね)と、
女としての、頑張る私を守ってほしい願望と。




とにかく。
私が壮さんのフェルゼンを理解し、愛せるようになるまでは、もう少し時間がかかりそうです。
でも、たまにはそんなこともありですよね。
そこにあるもの全てを愛せる訳はないんですから。



以下、追記。
壮さんのビジュアルやら、フィナーレについて熱く語ろうと思っていたのに、忘れていました(爆)

壮さんのフェルゼン、わかっていたことではありますが、本当にお美しく・・・!!
ポスターの時よりも痩せたせいか、よりシュッとしてパッとしていらっしゃり(笑)
鬘もさすがのベルばら役者でした。
制作発表の時もねーあまりのお美しさにハァハァしましたからね。すいません。

残念だったのは、メルシー伯との場面の白ブラウス姿が、めっちゃ女の子だったこと!
壮一帆ファン7年目にして、初めて「壮さんて、女の子なんだなー」と思いました。
今までの、どの女役を含めても・・・初めて!(爆)
立っているつま先の開き具合が少し狭いこと、指先が美しすぎること、元々お持ちのおめめがぱっちりすぎることなど。。
壮さんがフェルゼン顔じゃないってことはよくわかりましたし、あのお衣裳が壮さんのお顔にはびらびらふりふり過ぎたんでしょうかねぇ。
まぁ、あれはああいうもんだからしょうがないんでしょうねぇ。

いえ・・・いいんです。いいんです。
お美しいことは、素敵なことです。
私は、あの顔が好きなんですから。(結局そこ)

そして壮さんのビジュアルといえば、皆様もよくお分かりでしょうが、やっぱり「ゆけゆけフェルゼン」でしょう・・・!!!
あの鞭さばきったら、もう本当にかっこいい。
立ち回りもかっこいいけど、鞭・・・!
本当に叩かなくてもSEが入るのに、馭者台が黒くなるほど毎日ビシバシ叩いていらっしゃる、その力強さに感服でございます。

もう、あれ見ただけでも、壮さんのフェルゼンは堪能出来ていると思う。(爆)

そして、フィナーレ。
私、初めて初舞台生公演を見たので、あの迫力に涙を流しました。
そして、知り合いのジェンヌちゃんやら、壮さんのことを思いながら、
「あんな時があったんだよなー。うわーよく頑張ったよなー。お前らも10年15年、頑張るんだぞー(涙)」
と、またぼろぼろ泣きました。

それと、感動的だったのはやはり「オマージュ」。
初めてゴールデンステップスで観たとき、なんて素敵な作品なんだろうと思ったものですが、
それを生で、しかもあのピーンと張りつめた雰囲気を直に、感じることが出来て心底幸せだと思いました。
男役の燕尾が、まぁもうそれはそれはぴったり揃っていたこともさることながら、娘役のスカートさばきがぴったり揃って、スカートの揺れ方まで同じで、雪組、みんな意識高い!!と驚愕。

デュエットダンスも、あゆっちが(わんこのように(笑))駆け寄って来るところから、2人の笑顔とキラキラ感がたまらなかったです。
私もともとあゆっちのお顔が好きなので、壮さんとあゆっちがオペラの中に同時に入ると脳みそまでキラキラになります。

お芝居はよくわからなかったけど、もう、フィナーレでいいや・・・みたいな(笑)


最後にばーっと語って、ちょっと気持ちが明るくなりました(笑)
お芝居部分も含めて、きっと今より進化した舞台になって東京にいらっしゃると思いますので、楽しみに待っていようと思います。
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